頭頸部がん
「頭頸部」という言葉は聞きなれない言葉で、わかりにくいと思いますが、胃がんや肺がんのように特定の臓器を示す言葉ではなく、胸部や腹部と同じように領域を示す言葉です。頭頸部とは頭蓋底部から下、鎖骨より上の顔や首の領域を指します。この範囲に含まれる鼻・副鼻腔、口腔、咽頭・喉頭(のど)、唾液腺、甲状腺などにできるがんを総称し「頭頸部がん」として扱います。
頭頚部がんの症状
のどの痛みや違和感
頸部のしこり、腫れ
声のかすれ
口内のしこりや治らない口内炎
飲み込みにくい
痰に血が混ざる
これらの症状が続く場合は、頭頸部がんのチェックのため、耳鼻咽喉科で診察を受けることをおすすめします。
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タバコ
タバコは、頭頚部癌の原因になります。煙の出ない非加熱式タバコも発がんリスクがあります。身近な方がいつも近くでタバコを吸っているという方も、受動喫煙になるため注意が必要です。
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お酒
飲酒により口腔内やのどの粘膜を物理的・化学的に刺激します。特に、飲酒すると顔が赤くなる方(フラッシャー)は咽頭がんの発生リスクが上がりますので注意が必要です。
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口腔衛生不良
口腔内に存在する細菌やウイルスは、炎症を引き起こし、それが長期にわたると癌の原因になることがあります。また口腔内に傷や慢性的な炎症がある場合には、よりリスクが高まります。
頭頚部がんのリスク
頭頚部がんの診断
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視診
- 口やのどの腫瘍は、まず視診が重要です。できものを見つけたら、表面の状態・色・形・大きさを診察します。
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触診
- 腫瘍が触れられる位置にある場合は、触診を行います。触診では硬さ・大きさ・可動性・痛みの有無を確かめます。。
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内視鏡検査
- 鼻から細いファイバーカメラを挿入して、鼻の中やのどの奥を詳しく観察します。
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超音波検査
- 超音波検査(頸部エコー検査)では、頚部の腫れているところの性状や大きさを確認できます。原因ができものなのか、炎症なのか、膿瘍(うみ)かなどを、ある程度知ることができます。
原因ができものの場合、良性なのか悪性なのかをより詳しく確認するためには、穿刺吸引細胞診(できものに針を刺して細胞を一部採取して顕微鏡で見る検査)が必要です。当院ではできないため、詳しい検査が必要と判断した場合は総合病院に紹介させていただきます。
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細胞診、組織診(※当院では施行できません)
- 腫瘍を疑われる病変があった場合に必要となる検査です。病変の一部を採取し、顕微鏡で悪性細胞の有無を確認する検査です。この検査が必要になる場合、総合病院に紹介させていただきます。
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造影CT・MRI(※当院では施行できません)
- 病変の広がりやリンパ節転移の状態などを画像評価する検査で、がんの「ステージ」を決定するために必須の検査です。頭頸部がんと診断された場合には検査を受けることになります。当院にはCTがありますが、この場合は通常造影剤という薬剤を使用しての検査となりますので総合病院に紹介となります。
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PET検査(※当院では施行できません)
- がんの遠隔転移があるかどうかを確認する場合に行うことがあります。
頭頸部がんの治療方法
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早期がん
手術(原発の部位によっても違いますが経口または内視鏡での切除が可能なことも多いです)
放射線治療 -
進行がん
拡大手術(原発巣を大きく切除し、お腹や大腿の筋肉を利用して創部を再建することがあります。手術後に、化学放射線治療を追加で行うことがあります。)
化学放射線治療(抗がん剤と放射線治療を併用します。)
化学療法(免疫チェックポイント阻害剤も状況によって使用されます。)
早期発見の重要性
頭頸部がんには、早期発見のための定期健康診断がほとんどないため、ご自身で気づき、病院を受診するしかありません。早期発見早期治療ができれば、機能障害が残らない、副作用が少ない治療が可能になります。頭頸部がんは、早期発見・早期治療が非常に重要となります。症状に思い当たる場合や、症状はなくても心配な時はぜひ一度、当院の受診をご検討ください。
