急性扁桃炎


急性扁桃炎の症状

急性扁桃炎のはじまりは、のどが痛い、熱が出るといった、風邪に似た症状が現れます。

のどの痛み
発熱(だるい、食欲がない、頭痛、関節痛を伴うこともあります)
首のリンパ節の腫れ
扁桃腺が赤く腫れて、白い膿のようなものが付いている

  • 急性扁桃炎の診断

    溶連菌迅速検査
    患者さんの年齢や症状などから、溶連菌感染が疑われる場合に行います。
    綿棒でのどをこすって調べます。短い時間で結果が判明します。扁桃炎の最も多い原因菌の1つである溶連菌の感染の有無がわかります。

    細菌培養検査
    綿棒で扁桃をぬぐった液を培養して細菌の種類を調べます。細菌の種類を特定し、効果のある抗菌薬を調べる目的で行います。一般的には外注検査となりますので、結果が判明するまで1週間程度かかります。

    血液検査
    白血球の増加や炎症の程度をみるCRP値などを確認します。ウイルスか細菌か判断したい場合や、発熱などの症状が持続している場合に検査します。

    内視鏡検査(ファイバースコピー)
    重度の急性扁桃炎の場合は、喉頭浮腫を合併することがあります。呼吸苦や窒息などのリスクがあるため、扁桃の肥大や症状が強い場合は内視鏡検査にて喉頭の状態を調べます。

  • 急性扁桃炎の治療

    薬物療法
    主な治療としては内服薬・抗生物質(細菌を抑える薬)点滴、処置、ネブライザーがあげられます。
    原因がウイルスであれば症状を和らげる薬、細菌であれば抗菌薬と症状を和らげる薬で治療を行います。

    ウイルス性の場合
    ・消炎鎮痛剤(非ステロイド)
    抗菌薬は細菌に対して使用し、ウイルスが原因の場合には使用しません。
    ※のどの痛みが強いときなど薬の服用が難しいケースでは解熱剤の点滴や坐薬を処方することもあります。

    細菌性の場合
    ・抗菌薬
    【抗菌薬(抗生物質)の内服ポイント】
    一般的には抗菌薬を服用すると、数日でつらい症状はやわらぎますが、体の中では細菌は死滅しておらず、体内に残っています。処方された抗菌薬は、最後までしっかり飲みきりましょう。